禅宗物語
トップ > 禅宗物語 > 25 佛法の大意

佛法の大意

詩人の白居易(はくきょい)が鳥巣禅師(ちょうそうぜんじ)に「佛法の大意は何ですか。」と聞きました。

鳥巣禅師は「諸悪莫作、衆善奉行(悪を行わないで、善を行うことです)」と答えました。

白居易は軽蔑の表情で鼻の穴から声を出して、「それ、三歳の子供ですら答えられますよ。」と言いました。

鳥巣禅師(ちょうそうぜんじ)はこれに対して、「三歳の子供にも言えるが、八十歳の老人に必ず実行できるとは限らないですよ。」と返事しました。

 

 


 

5274 人数