世尊(せそん)の釈迦牟尼仏(しゃかむにぶつ<仏教の開祖、お釈迦様>)は「どうすれば一滴の水が乾かなくすることができるか?」と弟子に聞きました。
しかし、誰もその問題に答えられませんでした。
すると、釈迦牟尼仏は「川や湖、海に入れておけばいいのです」と言いました。
修行もその通りです。独自に深山で修行すれば、最後に成功しても自分だけが分かるだけです。衆生のためではなく、自分のために修行するのは意味がないことです。したがって、修行する人は出世(世に生まれる)の心構えで社会のために力を尽くすべきです。生活の中で衆生(しゅじょう)に利益(りやく)することを通して、仏法を悟り、かけがえのない法楽(ほうらく<仏教を信仰し、善行を積むことをみずから楽しむこと>)も得られるのです。
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