御碑亭(ぎょひてい)は天王殿(てんのうでん)の東側に位置しています。中には清の康熙帝(こうきてい)と乾隆帝(けんりゅうてい)の直筆の額があります。碑の正面と裏側にあるのが乾隆帝の直筆の霊隠寺題咏(りょういんじだいえい)であり、碑の縁に書かれているのが康熙帝の直筆の詩です。
霊は西方の鷲である、
飛来し、岌峨(きょうが<高い山>)に住む;
名山を観たことは少なくないが、
ここは寧より多い。
法苑に龍像を、
清い小道に蔚羅漂い;
諸天は欄護すべし、
御輦昔通。
丁丑春日にて
清の高宗弘歴皇帝は康熙の詩韵に従い、詩を題した。
飛来峰の畔路にて、法相嵯峨に座す;
園地しか知らぬ如く、已に梵唄多く聞きたり。
法雲月宇を開き、山瀬の下に烟羅あり。
処々に光被るを観て、羹壁に竺是過ぎたり。
再び皇祖霊隠寺の詩韵に依る 壬午暮春月にて
8300 人数