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五百羅漢堂(ごひゃくらかんどう)


   五百羅漢堂(ごひゃくらかんどう)は、大雄宝殿(だいおうほうでん)の西側にあり、20世紀90年代末に建てられました。総面積は3116平方メートル、中央の高さは25メー トルで、国内最大の羅漢堂です。他の寺院の多くが「田」、「回」、「日」、「工」などの字形を基としているのに対して、霊隠寺の羅漢堂は「卍(まんじ)」 の字形になっています。外側は清代の建築を模倣し、二重の軒の組み立てと反り返った軒先が特色で、全体として非常に壮大です。

    羅漢堂の中には、青銅の羅漢の座像が500体あり、全部アメリカ産の鍚青銅で鋳造されています。一体の座像は高さ1.7メートル、広さ1.3メートル、重さ約1000キ ログラムです。体の部分は淡い黒ずんだ銅色で、線条が流暢です。姿がそれぞれ違い、造形が真に迫っています。

  「四大名山銅殿」は羅漢堂の中央に位置してい ます。五台山(ごだいさん)の文殊菩薩(もんじゅぼさつ)、峨眉山(がびざん)の普賢菩薩(ふけんぼさつ)、普陀山(ふださん)の観音菩薩(かんのんぼさ つ)、九華山(きゅうかさん)の地蔵菩薩(じぞうぼさつ)を祭り、それぞれ仏教の「大智(だいち)」「大行(だいぎょう)」「大悲(だいひ)」「大願(だ いがん)」を象徴します。菩薩像は法相荘厳(ほっそうしょうごん)、慈悲安祥(じひあんしょう)です。銅殿は高さが12.62メートル、スパンの広さが7.77メートル、基部の面積が5平方メートルで、鋳、鍛、刻、鑲などの12種 類の工藝が採用され、反り返った軒先が三重、立面が四つ、柱には盤竜があり、欄には、花が刻まれ、造形が精緻で、気勢があがり、「世界室内銅類の最高」と してギネスブックの記録に載っています。羅漢堂の周りには、具徳亭、羅漢碑記、娑羅井、仏掌の築山、池の噴泉などが建っています。


羅漢は、サンスクリット語の「阿羅漢」の略で、「殺賊」、「応供」、「不生」の三つの意味用法があり、仏教の声聞乗の聖人です。五百羅漢は、いわゆブッダご在世の時代に常に付き添った500人の聖衆です。

この建物は、省、市に「銭江杯」と「西湖杯」という優れた工事の優勝カップと評されています。

 

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