2014年5月22日、午後、カンボジアのフン・セン首相が霊隠寺を参拝し、霊隠寺住職の光泉法師をはじめとする常住僧たちが熱烈に歓迎した。
霊隠寺に到着した後、フン・セン首相は光泉法師随伴で、霊隠寺の主な殿堂を参拝した。そして、大雄宝殿で香を焚き、釈迦牟尼佛像を礼拝した。さらに薬師殿で華厳法会をしていた僧たちと親しく言葉を交わした。
その後、光泉法師が聯灯閣でフン・セン首相と正式な会談を行った。光泉法師は霊隠寺の歴史と杭州の中国東南における佛教文化の流れを紹介した。また、自ら二度にわたり、カンボジアを訪問した経験を語った。その一度目はユネスコのウェーサーカ祭に参加した時、二度目は参学(学問、特に仏教を学ぶこと)で佛遺跡を詣でた時であったこと、またカンボジアに対する懐かしい思い出がまだありありと心に残っていることなどを語った。特に光泉法師は、「アンコールワットの仏教文化は本当に素晴らしい」と述べ、続いて両国仏教界の交流が今後ますます盛んになるよう願っていると語った。
一方、フン・セン首相はカンボジアに伝わった宗教は印度教であるが、その後、仏教が伝わってきて、今に至っている。両国の仏教は源が同じである。双方の交流が、今後いっそう深まるよう願っていると述べた。さらに、光泉法師の再度のカンボジア訪問を招請した。
会談後、光泉法師は霊隠寺を代表し、フン・セン首相に釈迦牟尼佛の銅像を贈呈した。
霊隠寺住職の光泉法師が山門でカンボジアのフン・セン首相を出迎える
フン・セン首相に霊隠寺の歴史を紹介する光泉法師
観光客に手を振って応えるフン・セン首相
香を焚き、礼拝するフン・セン首相
霊隠寺所蔵の文化遺産の展示品を鑑賞するフン・セン首相
聯灯閣において光泉法師とフン・セン首相一行との会談が行われる
フン・セン首相に釈迦牟尼仏の銅像を贈呈する光泉法師
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