法堂で準備をするボランティア
儀礼の指導をする松瑞法師
威儀
開示する霊隠寺の住職光泉大和尚
師の教えを傾聴する信者たち
随喜するボランティアたち
「帰依証明書」を拝領する
法の喜び
90歳のお年寄りが家族に支えられて帰依する
信心の深い帰依
慧眼(えげん)
2014年3月19日は旧暦の二月十九日に当たり、観音菩薩のご生誕の日である。霊隠寺では、玉蘭の花が満開に咲き、龍天が歓喜する中、全国各地から230名以上の信者が法堂に集まり、この日挙行された帰依法会に参加し、精進して仏法を広げる三宝弟子になることを誓願した。
午前9時15分に、帰依をしようとする信者たちは法堂(別名を直指堂)に集合し、教授の僧、松瑞法師の帰依儀礼(どのように礼拝し、どのように問い、衣をつけてどのように歩くかなど)に関する解説を聞き、学んだ。
午前10時、帰依法会が始まった。
厳粛な雰囲気の中、霊隠寺の住職光泉大和尚がこれら230名以上の信者たちに三帰依を授けた。
光泉大和尚は詳しく、何が帰依であるのか、何が仏法僧三宝であるのかについて解説した。そして、三宝の弟子として、普段の学習と修行を怠ってはいけないことを諭した。また、日常の仕事や生活の中で柔和と賛嘆の言葉を学び、帰依の喜びをみなと分かち合うことによって、多くの人々に仏教に親しんでもらい、このことによって、社会がさらに調和し、円満になり、即座に清浄荘厳の極楽世界となることを開示した。
「衆生無辺誓願度、煩悩無尽誓願断、法門無量誓願学、佛道無上誓願成」、信者たちは恭しく仏法僧三宝に帰依の証明を請求し、懺悔してから、四弘誓願を誓って、三帰依文を唱えた。この日の帰依法会は法に従い律に正しく、清浄でしかも神聖、また荘厳であった。
今回の帰依信者には若くて知識の豊かな信者が多かった。
貴州の貴陽から来た大学三年生の慧治居士は22歳である。霊隠寺のネットで帰依の知らせを知って、飛行機で帰依にかけつけた。古寺霊隠寺は、深い人文文化と千年以上の悠久な歴史を誇る。ここで帰依することは彼女のかねてからの夢であった。この夢が今回は現実のものとなった。この日、彼女は今後もさらに精進し、自分の親や周りの親友にも影響を与え、一緒に仏教を学んでいこうと願った。
大きい目をした慧願居士はずっと微笑んでいた。彼女は観音菩薩のご生誕というめでたい日に霊隠寺で帰依ができて、喜びで胸がいっぱいであった。彼女の祖母も叔母も仏教信者である。その影響で、彼女は読経と写経が好きになった。静かに『般若心経』『金剛経』『薬師経』『無量寿経』を書き写しているうちに、多くのことが分かって来、日常生活や大学の生活にも有益な影響を与えるようになった。
一方、ボランティアの何正林居士は言葉が非常に素朴である。彼は10年前に仏教に接し、4年前から寺院でボランティアをしている。時間のある時には、「杭州佛学院青年仏教学クラス」で勉強したり、寺院でボランティアをしたりしているうちに、次第に仏教に親しんできた。今日の帰依はそのご縁の熟した結果であると彼は思っている。
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