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釈迦佛の出家日に放生を行い、昆明で発生したテロ事件の犠性者のご冥福を祈る

放生を行うため購入した生き物を丁寧に車まで運んでいく

有情衆生に三帰依を授け、説法する法師たち

「我らは無情にして仏法は分かり難いが、今はしかと悟った」とでも言いたそうな生き物たち

法師に従い、衆生のために祈祷するボランティアたち

昆明テロ事件で死傷した同胞たちのために祈祷するボランティアたち

手づから放生することで功徳は無限で、法の喜びは満々。善縁を結びたいと心から願う。

 201438日は旧暦の二月八日、ちょうど釈迦牟尼佛の出家日にあたる。仏陀の出家を記念するために、霊隠寺は銭塘江の岸辺で大規模な放生法会を行った。放生と同時に、昆明3?01テロ事件で死傷した同胞たちのために祈祷した。200名あまりのボランティアたちや近くの住民たちが、随喜して参加した。

 早朝の3時、人々がすやすやと眠っているころ、霊隠寺の雲林ボランティア団のみなさんは早春二月の小雨のなか、水産物の卸し市場へ向かった。

 放生の魚類の命を保護し、限られた義援金でより多くの生き物を救うために、ボランティアたちはそれぞれ多くの露店を走り回っていた。そして、ボランティアたちは箱に入れたドジョウを量り、車に運んだ。また、あるボランティアたちは違う種類の生き物を探すため、各露店を回った。二時間ほどかかってやっと運河の水系にぴったりのタウナギ、水質改善に役立つタニシを購入した。6時半ごろ、車への荷積みが終わり、放生するところへ向かった。

 午前九時半ごろ、放生祈祷法会が春雨の中で挙行された。「帰依佛、帰依法、帰依僧」、「衆生無辺誓願度、煩悩無尽誓願断、法門無量誓願学、佛道無上誓願成」と、法師たちが放生の儀式を行った。居士たちも合掌しながら、法師たちについて読誦し、有情衆生に三帰依を授けると同時に四誓願を発した。「大慈悲の菩提心を以て、世間出世間の一切有情無情の衆生を度し尽さん」と誓った。

 放生の儀式のあと、法師たちの指導に従い、居士たちは盆や桶、あるいは台車でドジョウ、スッポン、タウナギ、フナ、亀、マキガイなどの生き物を丁寧に自然に返した。その場面は居合わせた人にとって真に感動的であった。

 今回、霊隠寺が主催した釈迦牟尼佛の出家日に、放生護生をして祈祷するこの活動は、科学的に生き物を放生することをとおして、人々に良い影響を与え、ひいては環境を保護する意識を高めるためである。より多くの大衆に放生の意義を知ってもらい、命を大切にしてもらおうとするものである。また同時に社会の各界の人々に、生態エコを呼びかけてもいる。さらに、放生の功徳を昆明3?01テロ事件で死傷した同胞たちに回向することによって、亡くなった人たちのご冥福と生存者の幸福を願い、社会の安穏、世界の平和を祈願した。

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