月はやはり仲秋の満月が一番明るく、このめでたい日にはいっそう故郷が偲ばれる。
まもなく年に一度の伝統行事――仲秋節がやってくる。2013年9月13日から9月15日にかけて、霊隠寺慈善功徳会の法師たちは雲林ボランティア団のボランティアたちと一緒に朝暉街道労働者療養所、下城区老人ホーム、西渓障害児童施設などへ出向いて霊隠寺の素食月餅を贈った。これらは、社会の中にいながら、社会から遠ざかっている人々に慈愛を寄せる「人間仏教」の慈悲精神と世間佛果を獲得する現代仏教の真実な精神を表現している。
霊隠寺の「月餅を送り、慈愛を贈る」仲秋の活動をするチームは、本寺院の慈善功徳会の恒誦法師、宏智法師、果縁法師、慧澄法師を中心に、雲林ボランティア団のボランティアたちが共に発心して結団したものである。朝暉街道労働者療養所、下城区老人ホーム、浙江省民政リハビリセンター、景芳団地松齢苑、石橋北景園老人ホーム、西渓障害児童施設、古蕩街道老人ホームなど七か所へ行って、霊隠寺の素食月餅986箱、バナナ68箱、リンゴ43箱、冬棗61箱及びお菓子や飴45㎏を贈ると同時に、住職の光泉法師と全寺院の佛弟子からの祝福と仲秋のメッセージを伝えた。
今年の霊隠寺の素食月餅は75名のボランティアが旧暦の7月10日から一カ月かけて、本寺院の斎堂で作りあげたものである。重さは合計45万㎏に達している。味覚は五種類あり、いずれも無添加で、上等な材料とオリーブ油が使われている。
霊隠寺素食月餅を手にした老人、子供、身体障害者たちは法師たちの開示に耳を傾け、ボランティアの温かい愛情を感じ取っった。恵まれないこれらの人たちは、心より歓喜の気持ちが生じ、仏法僧三宝への信心をよりいっそう固くした。
弱い者を助け、積極的にボランティア活動に参加することによって社会への恩返しをするということは霊隠寺慈善活動の重要な内容と趣旨である。毎年の仲秋の節句に本寺院は積極的に貧困者や救済の必要な人たちに自制の素食月餅を配る。「大衆からもらい、大衆へ布施する」という仏教の慈悲精神によって国土の守護恩と衆生の成就恩を感謝するのである。
菩提心を発して活動に参加する雲林ボランティア団のみなさん
慈悲の心からの力強い手
布施と感謝
手ずから靴を履かせ、衆生がみな父母であることを表す
子供たちに霊隠月餅を手渡す
誦経し、念仏する老人と心から交流をする
感謝する老人たち
手ずから霊隠月餅を贈る
法師とボランティアたちの記念写真
12202 人数