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今夜、お盆の行事として、親への恩返しをする
――本寺院で巳年の孝行?感恩の茶会が行われる

 

親の恩を思い孝行をする

  旧暦の7月15日は仏教の安居明けとして、「仏歡喜の日」と呼ばれ、また親への恩を思い、親孝行を忘れないお盆でもある。

 今年2013年8月20日は旧暦の7月14日である。仏教の「孝の文化」を高揚し、親に孝行し、先祖を大事にする中国の伝統文化を発揚するために、この日、霊隠寺では在住法師の親や親戚が寺院に迎えられ、孝行?感恩の茶会が行われた。法師たちは手ずから親に茶を捧げ、恭しく供養することによって、孝行を尽くした。今度のイベントでは有名な中央テレビの司会者である王筱磊が司会をし、本寺院の住職である光泉大和尚が開示し、参列者は500人ほどに上った。このように出家者孝行を尽くす会を催すのは、中国仏教界では初めてのことである。

禅の茶で仏を供養する

光泉大和尚を迎える

   夜7時に、拍子木の清らかな音色が漂う中、孝行?感恩の茶会が始まった。禅茶で仏を供養する儀礼が終わり、開示を求めて光泉大和尚をお迎えした。

仏を礼拝している

 光泉大和尚は慈悲の心から次のように開示した。お盆は御釈迦様の御弟子である目連尊者が餓鬼道で苦しんでいる母親を救ったことに由来したお祭りである。そして、今回の霊隠寺のイベントには二つの目的がある。一つは出家は親孝行を捨てて顧みないのではなく、むしろ、無始からの無量無数の親を輪廻から救い出す大孝行を求めているということを世間の人々に理解してもらうことである。もう一つは具体的に出家者とその親たちの家族団欒を通して、出家者も在家の人同様、親に孝行を尽くし、その中から社会の人々に一人暮らしのお年寄りを大事にしてもらおうとすることの二つである。

 光泉大和尚は慈悲を以て仏門の孝行?感恩を開示した

 茶会の時、司会者の質問に答えながら、霊隠寺の宗淼法師、果縁法師、法広法師はそれぞれ自分の親孝行の話をした。そして、重ね重ねの障碍を乗り越え、親や親族の理解を得て仏門に入り、出世間の大孝行を修行する因縁も語った。

古寺?古木?古人の心も、今と同様に親の恩を深く思い、孝行を尽くす

 

 

霊隠寺の法師がインタービューを受けている

 茶会の時、法師たちはそれぞれ自分の親にお茶を三杯捧げた。一杯目は岩茶で、二杯目は龍井茶、三杯目は鉄観音である。この三杯のお茶は仏教の修行境界と偶然ながら一致している。岩茶は深山のもので、出家者が全国各地から来るということを暗に比喩しており、龍井茶は西湖のもので、出家者が霊隠寺に集まり、修行するということを象徴している。また鉄観音は出家者が修行を通して、最後に般若智慧を証得し、仏道を成就するということを意味している。

茶をたてるボランティアたち

出家者の親族たちがインタービューの様子を見守る

光泉大和尚(左一)が出家者や居士たち、その親たちと共に、親しく座を占める

 寺院内の古木の下で、法師たちは親戚と一緒にテーブルを囲んで、お茶を飲みながら話し合っている。清らかな茶の香り、静寂な笛の音、純朴な故郷の訛り、親子の心と心が今までにはなく寄り合い、睦まじく和んでいる。

 お茶を飲みながら感謝の気持ちを述べている

  夜9時45分、荘厳な「三宝歌」の歌声の響く中、孝行?感恩茶会が幕を下ろした。

「三宝歌」は千年の暗闇を明るく照らす

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