中国人民大学教授方立天氏が「雲林書院」で講演
2013年4月3日午前、我が寺院の「雲林書院」主催の文化講座会が杭州佛学院で行われた。住職の光泉法師に招かれた有名な哲学者で、仏教学者でもある、中国人民大学方立天教授が80歳の高齢で、「中国仏教と文化強国」という題で杭州の四衆弟子(男性出家者、女性出家者、男性信者、女性信者)についての講座をした。我が寺院の常住僧、護法居士及び仏学院の教師と学僧計130名余りが受講した。監院の衍空法師が「雲林書院」を代表し、方立天教授のご到来を歓迎し、講座を担当されたことに感謝の意を表明した。
「雲林書院」の衍空法師が講座の主宰をする
方立天教授はまず霊隠寺の「雲林書院」が開催する文化講座の重要性を強調し、この講座が霊隠寺及び杭州の仏教文化建設への重要な一歩とし、霊隠寺及び杭州の仏教発展の歴史に深い影響を与えるとした。また五つの方面から社会主義文化強国の建設に仏教文化が果たすべき大きな意義について述べた。
80歳の方立天教授が仏教文化の伝承のために来杭し、講座をする
方立天教授は仏教思想の精華は社会主義の中心価値体系を豊かにするのに役立っている。また、仏教の伝統的美徳は社会主義の公民道徳を高めるのに貢献している。仏教寺院で行われたチャリティー活動や文化活動は庶民の精神生活を豊かにするのに役立っている。仏教の心理的緩和作用は社会風潮を良好に育てるのに役立っている。仏教文化が対外交流に果たしている役割は中華文化の着実な歩みの一つとして世界進出を果たすのに役立っているとおっしゃった。
「中国仏教と文化強国」講座の状況
二時間余りの講座の中で、方立天教授はよく響くお声と豊かな知識で、在席の三宝弟子たちに向けて一人の学界大家、教育宿徳として、社会主義文化強国を建設するのに力を尽くしてきた学界大家、教界宿徳の一生を生き生きと解き明かした。
ノートを懸命にとっている四衆弟子
霊隠寺の仏教文化建設プロジェクトの重要な一環として、「雲林書院」は2012年8月18日に成立し、我が寺院の監院衍空法師が日常の仕事を担当するのに使っている。かつて霊隠寺史上初めての学術シンポジューム――「霊隠寺と中国仏教:松源崇岳禅師ご誕生880年記念」を主催したが、今回「雲林書院」初回の文化講座として、方立天教授をお招き、講演していただいた。方教授の「中国仏教と文化強国」は霊隠寺の仏教文化の建設に重要な意義を果たしたと言える。
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