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仏教の中国化について語る——光泉法師が『覚苑講堂』においてセミナーを開く

  2020年10月23日午後、浙江省仏教協会副会長、杭州霊隠寺住職の光泉法師が浙江省仏教協会の『覚苑講堂』において、『仏教の中国化について語る』をテーマとするセミナーを開いた。

  光泉法師はこのセミナーで、『公務に精励し、法を遵守する—―仏教界は積極的に法治主義を実践すべきであり、自覚して商業化に抵抗すべきである。また時代と共に進み、現代仏教の中国化を不断に推進すべきである』を出発点とし、古代・近代における仏教の中国化の実例を詳細に述べながら、現代仏教がいかにして仏教の中国化の方向を堅持すべきかについてその展望を述べた。

  光泉法師は、「前漢・後漢の時代、仏教が西域とインドから中国に伝来して以降、インド仏教が中国文化の色彩に染められただけでなく、仏教も知らず知らず中国文化に影響を与えた。中国の哲学・宗教・道徳・文学・書道・絵画・武術・建築・民俗などは程度は異なるがみな仏教の影響を受けている。仏教の中国化は異なる文明間の自己調整能力を体現しており、また中華文明の外来文化を吸収・転化する際の知恵と胸襟の広さをも語っている」と述べ、さらに、「仏教の中国化は仏教自身の発展の歩まなければならない道であり、中国化の方向を堅持することは我が国の宗教の発展の歴史的経験に対する総括であり、その成果はすでに実践によって繰り返し証明され、蓄積された文化的基礎的要因となっている」と述べ、さらに、「時代の発展について現代仏教にとって言えばチャンスは挑戦であり、主体的に社会の発展に適応しながら、社会に積極的に入っていき、法を弘め利を生じ、社会に役立ってこそ価値のある宗教となることができる。そうしてこそ仏教と衆生の縁を保持することができ、また仏教の永続的発展にしかるべき貢献をすることができるのである」と指摘した。

  なお、浙江省仏教協会によるとこのテーマ別講座は引き続き開催されるとのことである。

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